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種の解説

オオキンブナ

学名:Carassius buergeri buergeri Temminck & Schlegel, 1846

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改訂版RDB2024概説

オオキンブナの写真

撮影:中島 淳

分類群 魚類
目名 コイ目
科名 コイ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2014カテゴリー 情報不足
環境省カテゴリー
選定理由
県内では7水系から生息情報があるが,生息地は限られ個体数も少ない。生息地でも小型の個体がほとんど採集されないことから,繁殖に適した環境が失われつつあることで,再生産に支障が出ているものと考えられる。また,放流された国外外来種のキンギョC. auratusや国内外来種のゲンゴロウブナとの競合・交雑による影響を受けている可能性もあり,今回カテゴリーを変更した。
危機要因 河川開発 水路改修 外来種侵入 競合種拡大
分布情報
久留米市,直方市,柳川市,古賀市,糸島市,那珂川市,上毛町

MAP
種の概要
体長300mm。体高はやや低く,背鰭分枝軟条数は14~16。体色は黄色味が強い。2倍体で両性生殖を行う。河川の中下流域や平地の水路などに生息する。繁殖期は春で,岸際の抽水植物帯でばらまき型の産卵をする。雑食性。九州産在来フナ類の分類体系については不明な点も残るが,今回は上記の形態的特徴に当てはまるものを本種として評価した。
特記事項
生息環境
  • 河川
  • 水田・水路
補足情報
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