ヤマセミ
学名:Megaceryle lugubris (Temminck, 1834)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内各地の河川の上流部に生息する。矢部川水系では生息数が多いが,福岡地方や北九州地方の河川では少ない。自然災害による崩落面の出現は本種の営巣場所になり得るが,災害復旧工事のための上流域における護岸整備により河岸に接する樹林が消失したり,河道の直線化により採餌適地が少なくなるなど,生息環境が悪化している。工事が長期に渡るケースも多く,大きな影響を与えている。撮影対象として人気があるため,撮影者による影響も考えられる。 |
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危機要因 | 河川開発 その他 |
分布情報 |
北九州市小倉北区,北九州市小倉南区,福岡市早良区,大牟田市,久留米市,飯塚市,八女市,筑紫野市,大野城市,うきは市,宮若市,朝倉市,糸島市,那珂川市,東峰村,大刀洗町,広川町,添田町,川崎町,赤村,みやこ町,上毛町,築上町
MAP |
種の概要 | 全長約38cm。体全体が白黒まだら模様,頭頂の羽は長く冠羽状。嘴は長く足は短い。オスの翼下面は白色でメスは橙褐色。アジア東部山地帯に分布する(樋口ら,1997)。北海道から九州の各地で留鳥。山地の渓流や湖沼に生息する。河川では上流部の渓谷にすみ,中流以下では稀。土質の崖に横穴を掘って営巣する。餌は主に川魚で,5~20cmくらいのイワナ,ヤマメ,ウグイ,フナなどを食べるが,カエル,サワガニ,昆虫類も捕食する(中村・中村,1995a)。 |
特記事項 | カテゴリー判定基準:C2,D |
生息環境 |
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