チゴモズ
学名:Lanius tigrinus Drapiez, 1828Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内で確認されるものは主に移動個体群とみなされるものの,ここ数十年で国内全体の繁殖個体数が激減しており,移動中の少数の個体の死亡であっても個体群の存続に影響しかねない状況である。なお,県内では近年繁殖期の観察例が増えており,2023年には筑豊地方で繁殖が確認された。今後新たな繁殖分布地となる可能性があるが,既知の国内繁殖個体群との関係性は不明であり,動向を見守る必要がある。 |
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危機要因 | その他 |
分布情報 |
北九州市八幡東区,福岡市東区,福岡市中央区,福岡市西区,福岡市城南区,福津市,宮若市,粕屋町
MAP |
種の概要 | 全長約18.5cm。雄は額,過眼線は黒く,頭は青灰色,背,肩羽,腰は赤褐色で,細い横斑がある。下面全体は白色,嘴は黒。日本には夏鳥として渡来し,中国南部,東南アジアで越冬する。本州中部から東北地方にかけて局地的に分布する。低地から低山の明るい広葉樹林や針広混交林に生息し,雑木林やゴルフ場の松林でも繁殖する。モズよりも樹林地を好み,昆虫を捕食する。国内の主要繁殖地の推定つがい数は160とされ(田悟ら, 2023),絶滅が危ぶまれる。 |
特記事項 | カテゴリー判定基準:A2 |
生息環境 |
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