リョウトウイタチシダ
学名:Dryopteris kobayashii Kitag.Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内には八女市に唯一の標本産地があったが,今回の調査では添田町と築上町の計4か所で合計20株の現存を確認した。自生地は火山岩の岩壁であり,ブナ帯周辺域である。調査を継続することで新たな自生地が発見される可能性は高いが,低山地帯には出現しないことから,温暖化の進行により将来的に衰退していくおそれもある。今のところ自生地・個体数は限られ,危機要因も存在するため,絶滅危惧種として評価した。 |
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危機要因 | 気候変動 植生変化 |
分布情報 |
添田町,築上町
MAP |
種の概要 | ヤマイタチシダとミサキカグマの交雑に起源する3倍体無融合生殖種。従来ヒメイタチシダと混同されていたが,ヒメイタチシダはナンカイイタチシダの遺伝子を持つのに対し,リョウトウイタチシダはイワイタチシダの遺伝子を持つ点で異なる。典型的な個体の識別は容易であるが,葉身がやや楕円状になるヒメイタチシダが飯塚市などで確認されており,同定に注意が必要である。ヒメイタチシダの場合,新葉が紅色を帯びる。 |
特記事項 | 本県産の個体群のうち添田町の1か所については,遺伝子解析による同定も実施した。 |
生息環境 |
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