ツクシノキシノブ
学名:Lepisorus tosaensis (Makino) H.ItôMyしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 八女市に県内唯一の標本産地があったが,この自生地の個体は消失し,1990年代以降は確認されていなかった。今回の調査では,八女市の既知の産地とは異なる場所において約1,000株の現存を確認した。渓流中の低木や岩上に着生している。渓流沿いの広い範囲に多数の個体が現存することから,カテゴリーを見直した。ただし,周辺植生は,スギ・ヒノキ植林が主であり,伐採が進められていることから本種が影響を受ける可能性がある。 |
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危機要因 | 森林伐採 河川開発 |
分布情報 |
八女市
MAP |
種の概要 | 湿潤な山中の樹幹や岩上に着生する常緑性のシダ植物。根茎は短く匍匐する。葉身はノキシノブやクロノキシノブよりも幅広い場合が多く,大型の個体では約2cmに達する。ソーラスは中軸寄りにつく。なお,福岡県ではフジノキシノブは確認されていない。国内では,本州(紀伊半島),四国,九州に分布する。 |
生息環境 |
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