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種の解説

ツクシノキシノブ

学名:Lepisorus tosaensis (Makino) H.Itô

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改訂版RDB2024概説

ツクシノキシノブの写真

撮影:金光浩伸

分類群 シダ植物
科名 ウラボシ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー
選定理由
八女市に県内唯一の標本産地があったが,この自生地の個体は消失し,1990年代以降は確認されていなかった。今回の調査では,八女市の既知の産地とは異なる場所において約1,000株の現存を確認した。渓流中の低木や岩上に着生している。渓流沿いの広い範囲に多数の個体が現存することから,カテゴリーを見直した。ただし,周辺植生は,スギ・ヒノキ植林が主であり,伐採が進められていることから本種が影響を受ける可能性がある。
危機要因 森林伐採 河川開発
分布情報
八女市

MAP
種の概要
湿潤な山中の樹幹や岩上に着生する常緑性のシダ植物。根茎は短く匍匐する。葉身はノキシノブやクロノキシノブよりも幅広い場合が多く,大型の個体では約2cmに達する。ソーラスは中軸寄りにつく。なお,福岡県ではフジノキシノブは確認されていない。国内では,本州(紀伊半島),四国,九州に分布する。
生息環境
  • 低地森林
補足情報

20112014版データを見る

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