チョウジガマズミ
学名:Viburnum carlesii Hemsl. var. bitchiuense (Makino) NakaiMyしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 今回の調査では,北九州市小倉南区と香春町の複数地点で約50株の現存を確認した。主に石灰岩地の岩礫地やイワシデ低木林内に生育する。個体数は多くないものの,顕著な減少傾向などは確認されておらず,安定的に生育しているようである。石灰岩地生のため,石灰採掘による減少は過去から継続していると考えられる。また,一部の自生地では周辺植生の遷移進行による被陰が確認されており,将来的な個体の衰弱も危惧されている。 |
---|---|
危機要因 | 石灰採掘 園芸採取 遷移進行 |
分布情報 |
北九州市小倉南区,香春町
MAP |
種の概要 | 本県では石灰岩地の岩場や低木林内などに生育する落葉低木。葉は対生し,葉身は広卵形~狭楕円形,稀に心形,長さ3~10cm。4~5月頃,当年枝の先端に集散花序をつけ,花序軸にはごく細かい星状毛があり,花はややまばらにつく。筒状花は白色~紅色で,花冠の長さは10~15mm。核果は長楕円形で長さ7~10mm。国内では,本州,四国,九州(福岡県)に分布する。 |
特記事項 | 北九州国定公園指定植物 |
生息環境 |
|