エヒメアヤメ
学名:Iris rossii BakerMyしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 筑紫野市の自生地は,1999年に市天然記念物に指定され,地元の人々による保護管理が行われている。毎年春先に野焼きが行われており,生育状況はほぼ良好である。県内では大野城市でも生育が確認されているが,開花個体数は10未満である。筑紫野市の自生地では,野焼きの実施などの継続的な保護活動により,開花個体数が1,000程度と推定されたことから,カテゴリーを絶滅危惧IA類から絶滅危惧IB類に変更した。 |
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危機要因 | 園芸採取 管理放棄 遷移進行 |
分布情報 |
筑紫野市,大野城市
MAP |
種の概要 | 山地の草原に生育する小型の多年草。葉は幅2~10mm,開花時には長さ10~20cm程度,花後に伸びて30cm前後になる。花期は4~5月,花茎は高さ15cm程度。花茎の先に1個つき,直径4~5cmで青紫色。果実は球形で径8mm前後。日本が中国大陸と陸続きであった時に分布を広げた大陸系遺存植物であり,九州は分布の南限域にあたる。 |
特記事項 | 筑紫野市指定天然記念物(平等寺エヒメアヤメ) |
生息環境 |
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