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種の解説

ケミヤマナミキ

学名:Scutellaria shikokiana Makino var. pubicaulis (Ohwi) Kitam.

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改訂版RDB2024概説

ケミヤマナミキの写真

撮影:金光浩伸

分類群 種子植物
科名 シソ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2011カテゴリー
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
選定理由
本県で近年ヤマタツナミソウとされていた種の実態は,熊谷(2010)の掲載写真によると本種であると考えられる。ただし,福岡県植物誌(1975)において本種自体は障子岳(添田町)に標本記録があった。今回の調査では,英彦山地および福智山地で約400株の現存を確認した。主にブナ帯域に生育するが,低山地帯のスギ植林に生育している場所もある。林道沿いに生育している場合もあり,林道整備・拡幅工事の影響を受ける可能性がある。
危機要因 森林伐採 道路工事 園芸採取
分布情報
北九州市八幡西区,豊前市,添田町,福智町,みやこ町,築上町

MAP
種の概要
ミヤマナミキの変種または品種とされるが,ミヤマナミキは茎や葉柄がほぼ無毛であり,茎は基部から分枝してやや長く伸長することに対し,ケミヤマナミキは茎や葉柄に上向きに曲がった細毛が密生し,茎は基部で分枝せずに短く,ややロゼット状に葉をつける点などが異なる(本県に分布する個体群について)。開花期は7~8月頃でミヤマナミキとほぼ同じである。国内では,四国と九州に分布する。
生息環境
  • 山地森林
補足情報
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