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種の解説

オオベニウツギ

学名:Weigela florida (Bunge) A.DC.

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改訂版RDB2024概説

オオベニウツギの写真

撮影:金光浩伸

分類群 種子植物
科名 スイカズラ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
選定理由
今回の調査では,嘉麻市の古処山で8株の現存を確認した。ツゲ林に生育し,開花個体は3株のみである。1995年頃の調査では10株確認されていたが,登山道整備による伐採とツゲによる被陰の影響で減少している。今回は古処山頂のほぼ全域を調査しており,今回確認した8株が現存する真の個体数に近く,近い将来の絶滅が強く危惧される。特に,非開花の5株はツゲに被陰され衰弱傾向にあり,速やかな保全措置が必要である。
危機要因 園芸採取 遷移進行 産地局限
分布情報
嘉麻市

MAP
種の概要
国内では本県の古処山のみに自生する落葉低木。現存個体の樹高は約4mの1株を除いて樹高1.5m以下。茎は稜上のみに毛がある。葉は対生し,長さ4~6cmほどで独特な艶があり,裏面は脈上に毛が多い。葉柄は短く2~3mm。5~6月に濃紫紅色の花を咲かせる。花冠は3~3.5cmほど,外面に細毛がある。萼片は披針形,下部で合着する。大陸由来の個体が観賞用に栽培されることがある。
特記事項
筑後川県立自然公園指定植物
生息環境
  • 山地森林
補足情報

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