オオベニウツギ
学名:Weigela florida (Bunge) A.DC.Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 今回の調査では,嘉麻市の古処山で8株の現存を確認した。ツゲ林に生育し,開花個体は3株のみである。1995年頃の調査では10株確認されていたが,登山道整備による伐採とツゲによる被陰の影響で減少している。今回は古処山頂のほぼ全域を調査しており,今回確認した8株が現存する真の個体数に近く,近い将来の絶滅が強く危惧される。特に,非開花の5株はツゲに被陰され衰弱傾向にあり,速やかな保全措置が必要である。 |
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危機要因 | 園芸採取 遷移進行 産地局限 |
分布情報 |
嘉麻市
MAP |
種の概要 | 国内では本県の古処山のみに自生する落葉低木。現存個体の樹高は約4mの1株を除いて樹高1.5m以下。茎は稜上のみに毛がある。葉は対生し,長さ4~6cmほどで独特な艶があり,裏面は脈上に毛が多い。葉柄は短く2~3mm。5~6月に濃紫紅色の花を咲かせる。花冠は3~3.5cmほど,外面に細毛がある。萼片は披針形,下部で合着する。大陸由来の個体が観賞用に栽培されることがある。 |
特記事項 | 筑後川県立自然公園指定植物 |
生息環境 |
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