シシンラン
学名:Lysionotus pauciflorus Maxim.Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 那珂川市に県内唯一の自生地があり,ここが九州での分布北限である。自生地では5本の樹木に着生する。五ヶ山ダム建設関連事業の影響を低減させるため,2008~2017年の10年間にわたり,近隣の数箇所に数百個体(増殖株を含む)の移植が行われた。移植個体の多くは定着し,現時点では生育状況もおおむね良好であるが,着生木の残存個体および移植個体の今後の動向に注視が必要である。 |
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危機要因 | 森林伐採 園芸採取 産地局限 |
分布情報 |
那珂川市
MAP |
種の概要 | 樹上に着生する小低木。茎は細長く,コケ類の中をはい,長さ20~50cm,太さ2~3mm。葉は対生または3~4枚が輪生し,厚い革質で無毛,倒披針形で長さ2~7cm,少数のとがった鋸歯がある。花期は7~8月,上部の葉腋に短い花序を伸ばし,1花つける。花冠は淡紅色で,長さ3~3.5cm,先は5裂する。ゴイシツバメシジミ(国指定天然記念物・国内希少野生動植物種,県内未分布)の食草として知られている。 |
生息環境 |
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