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種の解説

キビヒトリシズカ

学名:Chloranthus fortunei (A. Gray) Solms

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改訂版RDB2024概説

キビヒトリシズカの写真

撮影:須田隆一

分類群 種子植物
科名 センリョウ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
北九州市八幡東区,岡垣町,玄海町(現宗像市),津屋崎町(現福津市),福岡市西区の計6か所で記録されていたが(福岡植物研究会,1993),これらのうち現存が確認されているのは福津市の1か所のみである。今回の調査において岡垣町(既知産地とは異なる場所)で新たに生育を確認した。県内における自生地は2か所となったが,総開花個体数は50未満である。絶滅のおそれが極めて高い種であるため,2021年に県条例に基づく指定希少野生動植物種に指定されるとともに,現在,保護回復事業が進められている。
危機要因 園芸採取 遷移進行 産地局限
分布情報
福津市,岡垣町

MAP
種の概要
広葉樹二次林の林縁などに生育する多年草。短い根茎から数本の茎が直立して,高さ30~50cm。茎の下部には3~4対の鱗片葉があり,上部に2対の大型の葉がつく。葉身は広楕円形または卵状楕円形で,長さ5~13cm。4月に頂生する1本の穂状花序を伸ばし,多数の白い花を密集してつける。ヒトリシズカC. quadrifoliusに類似するが,花糸(葯壁)が細長く糸状に伸びて長さ8~12mm(ヒトリシズカでは3~5mm)となることが異なる。
特記事項
福岡県指定希少野生動植物種
生息環境
  • 低地森林
補足情報

20112014版データを見る

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