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種の解説

サナギガイ

学名:Pupilla (Gibbulinopsis) cryptodon (Heude, 1880)

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改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 異鰓目
科名 サナギガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由
現在,県内で確認されている分布地はただ1ヵ所で面積も狭く,個体数は極めて少ない。
危機要因 海岸開発 道路工事 産地局限
分布情報
糸島市志摩小金丸(口絵写真26)。隣接する福岡市西区西浦の個体群(山下・福田,1996)は,海岸に沿った観光道路の工事のために生息地の海浜植物群落の状況が変化し消滅した。

MAP
種の概要
殻長3.5 mm程度。殻は微小な俵形で,殻口は丸い。内唇に2歯,軸唇に1歯,外唇内壁に2個の丸いクレスト(歯状の突起)を持つ。本州中部から九州北部へかけて分布するが,生息地は非常に少ない。日本海側では能登半島,山口県,糸島半島,対馬,五島で記録があるが,山口県と糸島半島以外では再発見されていない。チガヤやハマボウ,ハマヒルガオなどの海浜植物の根元や,落ち葉の下で生活する。
生息環境
  • 海岸
補足情報

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