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種の解説

ナミニセヒラタアシバエ

学名:Opetia anomalipennis Saigusa, 1962

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改訂版RDB2014概説

分類群 昆虫類
目名 ハエ目
科名 ニセヒラタアシバエ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由

宮若市犬鳴川支流や篠栗町若杉山で,1961~62年の4月下旬から5月に採集された数頭の個体に基づいて新種として記載された。当時でも極めて稀な種で,その後両産地での再発見がない。若杉山の環境は大きな変化がみられないが,犬鳴山では犬鳴ダムの建設などによって生息環境に変化があり,この影響が憂慮される。本科はOpetia属1属だけで構成され,ユーラシアから数種が知られているに過ぎない。産地が局限され,個体数も少なく,分類学,生物地理学的にも重要な種である。

危機要因 森林伐採 河川開発 ダム建設
分布情報

宮若市,篠栗町


MAP
種の概要

Opetia属の幼生期は欧州のO. nigraも含めて未知。成虫は渓流の周囲の掬い網で採集されている。本州のO. alticola Saigusaミヤマニセヒラタアシバエ雄は地上2の空間でのホバリングが観察されている。

生息環境
  • 河川
  • 山地森林
補足情報
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