ケバネユスリカバエ
学名:Trichothaumalea japonica Sinclair et Saigusa, 2002Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | ハエ目 |
科名 | ユスリカバエ科 |
RDB2014カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧 |
選定理由 | 福岡市野河内渓谷で得られた標本をホロタイプにして記載された。岩清水性の種であるが,森林に岩清水があっても,生息地は極めて局限され,冷涼で永続性のある森林に限定されている。生息地はどこでも個体数が極めて少数で,しかも岩清水が不安定な水環境(乾燥や逆に洪水などに)であるために安定した大規模の岩清水に生息が限定される。同属では少数の種が北米だけから知られていて,分布上からも貴重である。 |
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危機要因 | 森林伐採 河川開発 |
分布情報 |
添田町(英彦山),福岡市(野河内渓谷)
MAP |
種の概要 | 低山地ないし山地のよく発達した森林の渓谷にそった岩清水の垂直岩面で水深1~2 mm程度の緩流部に生息する。成虫も岩清水周囲の植物上に静止し,飛翔は極めて緩慢,岩清水の近くから離れない。 |
生息環境 |
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