ヒメミノガ
学名:Bruandia niphonica (Hori, 1926)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | チョウ目 |
科名 | ミノガ科 |
RDB2014カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類 |
選定理由 | 本県と岐阜県の標本で1926年に記載された。本県のタイプ産地は福岡市東区の九州大学構内と推定される。幼虫のミノムシはクロマツの樹上で生活する。1960年代までは九州大学構内および隣接する墓地などで普通に観察された。それ以降に環境の変化はないのに急激に個体数を減じ,現在は度重なる調査でも発見されず,ほぼ絶滅した。福岡市大濠公園でネズミモチに寄生したイボタロウカイガラムシの幼生期を摂食する幼虫が採集された記録があるが,その後は観察されていないので,ここでも絶滅した可能性が高い。 |
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危機要因 | 土地造成 気候変動 :要因となっている可能性 |
分布情報 |
福岡市の記録があったが,現在は確認されていない。
MAP |
種の概要 | 幼虫はクロマツの樹上で生活し,樹上の地衣類,カイガラムシ,その他の有機物を摂食していると推定される。幼虫はマツの針葉上にミノを固定して蛹化し,5月下旬から6月上旬に成虫が羽化する。 |
生息環境 |
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