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種の解説

ヒゲナガコガタシギアブ

学名:Spania kyushuensis Nagatomi et Saigusa, 1982

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改訂版RDB2014概説

分類群 昆虫類
目名 ハエ目
科名 シギアブ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
選定理由

1965年に宮若市犬鳴山で採集された標本に基づいて記載された。その後大分県,鹿児島県の山地に少数の生息地が知られているが,県内ではその後発見されていない。犬鳴山の生息地はスギ植林地で,切通しの林道の土壌からなる側面に苔類のジャゴケが生育し,幼虫はおそらくそれを食餌としていると推察される。この場所は発見以降に路幅拡張が行われ,ジャゴケの大部分は消失した。しかし,周辺にはまだジャゴケの生育がみられるので,生息が継続していると推察される。

危機要因 森林伐採 道路工事
分布情報

宮若市


MAP
種の概要

山地森林のジャゴケが豊産するような湿潤な環境に生息し,幼虫の食餌はジャゴケなどの苔類と推察されている。成虫(雄)は生息地の地上2~3の上空で群飛する。

生息環境
  • 山地森林
補足情報
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