エサキヒメコシボソガガンボ
学名:Bittacomorphella esakii Tokunaga, 1938Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 長野県角間沢から1938年に新種として記載され,その後,本州中部以西,四国,九州の山地から少数の生息地が知られている。県内からは福岡市・那珂川町境の萩の原峠で得られた雄1個体,雌2個体による2009年の記録だけである。ここはスギ植林地の湧水から生じる泥質の淀みを伴う細流で,この生息地は本種としては著しく低標高。県内ではほかに未発見。生息地が極めて狭い上に,植林地の伐採等わずかな環境変化によって生息地が完全に破壊される危惧があり,2014年春には杉林の一部伐採があった。 |
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危機要因 | 森林伐採 水路改修 |
分布情報 |
福岡市,那珂川町 MAP |
種の概要 | 冷涼な森林の湧水などに源を発する泥質の細流に生息し,幼虫は水底の泥の中で腐植物を摂食し,長い呼吸管を水面に出して呼吸する。蛹も同様。成虫は発生地の水面近くを緩やかに飛翔する。 |
生息環境 |
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