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種の解説

イドミミズハゼ

学名:Luciogobius pallidus (Regan, 1940)

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改訂版RDB2014概説

分類群 魚類
目名 スズキ目
科名 ハゼ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由

複数の生息地が確認されているが,全ての生息地において,生息環境悪化のリスクが大きい。また,近隣県の分布状況から,玄界灘や有明海にも生息していた可能性が考えられる。

危機要因 河川開発 海岸開発 ダム建設 水質汚濁 その他 :河口堰の建設による生息地の消失、河道拡幅や河床掘削による河道の直線化や河床の平坦化、ダムや堰などによる土砂供給量の減少や流量減少、それらに伴う河床低下、河床材料攪乱頻度の減少、河床材料の均質化、海水や河川水の水質汚濁
分布情報

周防灘,響灘の河口域


MAP
種の概要

体長6 cm。体色は薄い桃色や橙色。ドウクツミミズハゼやネムリミミズハゼに似るが,本種は頭部が小さく(体長の前後),体高が低い(約)。礫床の存在する河川河口域の,潮間帯から潮下帯に生息する。生息が確認されている汽水域では,干潮時の流路が瀬淵構造を成すことが多い。生息地の底質は,礫や砂礫。産卵期は長崎県では9~10月ごろで,砂礫中に埋もれる大礫の下面から確認されている。

生息環境
  • 河口・干潟
補足情報
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