チクゼンハゼ
学名:Gymnogobius uchidai (Takagi, 1957)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 詳細な分布調査の結果,県内の生息地は少なく,また,模式産地である室見川水系では絶滅した可能性が高いことが明らかになった。 |
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危機要因 | 河川開発 海岸開発 ダム建設 その他 :干潟の埋立や護岸整備、河道拡幅、河床掘削、浚渫、河口堰の建設による生息地の消失、ダムや堰などによる土砂供給量の減少に伴う底質の変化、底質の有機汚濁 |
分布情報 |
玄界灘,響灘および周防灘の河川の河口域および前浜干潟 MAP |
種の概要 | 体長3.5 cm。エドハゼに似るが,体側の斑紋が明瞭,下顎下面に髭状突起があることで区別できる。大規模河川もしくは内湾に流入する河川の河口付近に分布する。干潮時にタイドプールが形成されるような潮間帯傾斜の緩い干潟に生息しており,生息地の地盤高は平均潮位と大潮干潮位の間であることが多い。生息地の底質は主に砂であり,近縁種のエドハゼとは重複する場合があるものの,本種のほうがやや粒径の大きい環境に生息していることが多い。産卵は,県内複数箇所において,1~4月にかけて,スナモグリ類やアナジャコ類のものと思われる生息孔から確認されている。 |
生息環境 |
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