福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

タマミズキ群落

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2011概説

分類群 植物群落
植生区分 ヤブツバキクラス域代償植生
相観区分 常緑広葉樹二次林
RDB2011カテゴリー カテゴリーⅢ
RDB2001カテゴリー カテゴリーⅢ
選定理由

タマミズキは落葉高木で,垂直に伸びる幹とほぼ水平に伸びる枝を持っている。樹高25程度まで成長する。暖温帯~亜熱帯まで分布するが単木が多く群落を構成することは珍しい。八女市(旧黒木町)の群落は県内では唯一である。落葉後の枝に赤い果実が密に付いたタマミズキの景観は,群落の生育するこの地方の冬の風物詩である。

危機要因 管理放棄 遷移進行
分布情報

八女市(旧黒木町)


MAP
種の概要

付近一帯はツブラジイ(コジイ)が優占する照葉樹林であるが,この中にタマミズキが優占する林分が存在する。胸高直径10~40cm,樹高15~20のタマミズキが約50個体生育している。亜高木層~低木層はツブラジイ,タブノキ,リョウブ,サカキ,ヤブツバキ,アラカシなど,草本層は照度が低く少ない。群落の維持のためには定期的な,ツブラジイなど競争相手の樹木の伐採が必要である。

生息環境
  • 低地森林
補足情報

2001版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.