河頭山の照葉樹林
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分類群 | 植物群落 |
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RDB2001カテゴリー | カテゴリーⅡ |
群落の特徴 | 麓の貴船神社裏山に自然度の高いスダジイ林が残されているが,大部分は植栽されたクスノキやムクノキ,エノキの高木が混じるタブノキ林である。下刈りなど人為を加えた林分が多い。山頂周辺は伐採し,ヤブツバキの植裁も見られる。またタブノキ,ムクノキ,エノキの巨木に環状除皮を行い,立ち枯れを起こさせる処置をした樹木が多く見かけられ,今後も更に公園化が進むと思われる。 スダジイ群落は,本地域の一部に残された最も自然度の高い林である。樹高15~20 ,胸高直径40~50cmの巨木も多く,植被率は95%に達している。亜高木層にはシロダモ,ヤブニッケイ,モッコクなど,低木層にはヒサカキ,ネズミモチが多く,草本層にはオオカグマ,オオアリドオシなども見られる。タブノキ群落は,高木層にタブノキ,ヤブニッケイのほかに落葉樹であるムクノキやエノキなどが多く,人為的な撹乱要素を持つ林である。山頂付近にはこれらの高木をあまり伴わないヤブツバキ林が見られ,樹高10 ,直径25cmを越える樹も少なくない。植被率も90%以上であり,密生した林は壮観である。下刈りが行われているが,以前の植生の状況は残さてている。 |
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構成群落 | ☆タブノキ群落(E),ヤブツバキ群落,スダジイ群落 |
群落立地 | 当該地域は,皿倉山の北西側山麓にある小丘陵(213 )である。地質は花崗岩からなり,露岩も多く,一部地域では採石も行われていた。土壌は腐植質の褐色森林土壌である。北九州市営河頭山公園として市民に開放され,終日林内を散歩する人も多く,林内には様々な散策ルートが設けられている。 |
群落評価 | B(福岡県) |