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種の解説

ヒメアシハラガニ

学名:Helice japonica K. Sakai & Yatsuzuka, 1980

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RDB2001概説

分類群 甲殻類その他
目名 十脚目
科名 イワガニ科 Grapsidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由

現在の生息場所は曽根干潟,津屋崎町汐入浜,古賀市花鶴川,和白干潟,多々良川,瑞梅寺川,筑後川,大和町塩塚川,矢部川河口のヨシ群落付近である。生息場所であるヨシ群落の河川工事による減少に伴い減少している。

分類・形態

近似種に各地の河川域の干潟の泥質に多いアシハラガニがある。

甲長17.0mm,甲幅20.0mm(津屋崎産雄)。アシハラガニと混生しているが,成体の大きさ(雌では腹部腹節の幅,雄でははさみの大きさ),眼の下の顆粒数(雄11~13個,アシハラガニは16~18個),第1,2歩脚の腕節・前節に短毛が密生していること,砂泥地には生息しないことで区別できる。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州~沖縄

分布(国内)

朝鮮半島,中国,台湾

生活史・生態・生息地

河口のヨシ群落内や海浜植物近くに生息する。ハクセンシオマネキを捕食する。

生息環境
  • 河口・干潟
執筆者 (原・嶺井)
補足情報

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