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種の解説

ミナミテナガエビ

学名:Macrobrachium formosense Bate, 1868

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RDB2001概説

分類群 甲殻類その他
目名 十脚目
科名 テナガエビ科 Palaemonidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由

1997~99年の調査で大島村の天の川,福間町西郷川,古賀市花鶴川,多々良川で採集された。農薬の使用などで激減している。

分類・形態

県内には近似種のテナガエビとヒラタテナガエビが生息する。テナガエビは柳川の堀や河川に生息し,「釣りエビ」として親しまれているが減少している。また,ヒラテテナガエビも多々良川に生息するが減少している。

体長100mm。甲の表面は顆粒が密生。額角は上縁に10~11歯,下縁に2~3歯がある。触角上棘・肝上棘がある。第2脚の掌節は円筒形,表面に小さな棘が密生する。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州~沖縄。日本海側に生息する種の一部は熱帯地域から幼生が対馬海流に運ばれてきたものである可能性がある。

分布(国内)

台湾,朝鮮半島

生活史・生態・生息地

成体は河口域から中流域の流れの緩やかな深みに生息する。河口域で産卵し,幼生は沿岸で生活し,稚エビになると淡水域に移動する両側回遊種である。

生息環境
  • 河川
執筆者 (嶺井)
補足情報
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