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種の解説

オオウスイロヘソカドガイ

学名:Paludinella tanegashimae (Pilsbry, 1924)

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RDB2001概説

分類群 貝類
目名 吸腔目
科名 カワザンショウガイ科 Assimineidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由
県内では玄界灘,響灘の岩礁地帯飛沫帯の礫の下に普通に見られるが,分布域が岩礁と陸の境目に限定されて大変狭いため,護岸工事や海岸道路により生息場所が破壊される危険性が高い。
分類・形態
殻は淡橙黄色,淡茶褐色。螺塔が高く,体層の周縁がごく弱く角張る。臍孔は狭いが明瞭に開く。臍孔の周囲に弱い角がある。殻高8mm,殻径5mm。ヘソカドガイは一回り小さく殻高6mm,殻径4mm程度。螺塔はオオウスイロヘソカドガイより低く,体層は丸い。螺層は赤褐色,平滑で光沢がある。臍孔は本種より広く明瞭で,周囲に強い角がある。ウスイロヘソカドガイは種子島以南に分布し,殻は黄褐色。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州,九州。鹿児島県種子島(模式産地)
生活史・生態・生息地
開放的海岸の林へ連なる磯の飛沫帯の中礫間,巨礫回りや拳大の石の下に,キュウシュウクビキレガイと共存する。ヘソカドガイはオオウスイロヘソカドガイより若干上方,飛沫帯から磯に面した樹木の下の落ち葉混じりの礫の下にすむ。
生息環境
  • その他
  • 海岸
執筆者 (松隈)
補足情報
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