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種の解説

マキスジコミミガイ

学名:Laemodonta monilifera (H. & A. Adams, 1854)

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RDB2001概説

分類群 貝類
目名 有肺目
科名 オカミミガイ科 Ellobiidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由

日本から台湾,東南アジア,メラネシアにかけて分布するが,生活圏が潮間帯上部の礫間に限られているため生息域が狭く,国内での分布は散在的である。県内では,津屋崎町恋の浦で生息が確認されているだけである。

分類・形態

殻は膨れた紡錘形,黄橙色。殻頂部はややとがる。殻高5mm。殻質は厚く頑丈。内唇に2歯,軸唇に1歯,外唇に2歯を持つ。殻口は狭く,成貝では外唇が肥厚する。殻表は螺溝を刻む。臍孔はない。

ヘソアキコミミガイは外形,殻口の歯の数など本種に似るが,縁が角立った臍孔が開く点で区別される。ウスコミミガイ,クリイロコミミガイは外唇の歯状突起は1本のみである。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州,四国,九州

分布(国内)

台湾,フィリピン,メラネシア

生活史・生態・生息地

潮間帯上部の礫間や石垣のすき間の小石と砂の間に生息。

生息環境
  • 海岸
執筆者 (松隈)
補足情報

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