オオカマキリモドキ
学名:Climaciella magna (Miyake, 1910)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | アミメカゲロウ目 |
科名 | カマキリモドキ科 Mantispidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 九州大学彦山生物学実験所に設置した夜間採集用の灯火によく飛来することで有名であったが,最近は飛来数が相当減少している。県内では豊前市, 北九州市,宗像市城山,筑紫野市でも採れている。九州では長崎県の記録があるが,産地は極限されている。生態は不明であるが,英彦山ではスギ人工林の増加につれて本種が減少する傾向がある。 |
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分類・形態 | カマキリモドキの仲間は前脚が捕獲脚となって,一見カマキリを思わせるが,本種は日本産のこの仲間では最大で,前後翅の前縁は先端近くまで褐色となり,体も脚もほぼ暗褐色。体長25mm内外,開張55~60mm。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 四国(高知),九州(福岡,熊本,宮崎) |
生活史・生態・生息地 | カマキリモドキ科の仲間は過変態をすることで有名で,かためて産まれた卵から孵化した1齢幼虫が活発に活動して寄主にとりつき,その巣へ運ばれるものと,直接侵入するものが知られている。本種については寄主を確認できていない。成虫は灯火に集まる。 |
生息環境 |
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執筆者 | (森本) |