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種の解説

ヒメビロウドカミキリ

学名:Acalolepta degener (Bates, 1873)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 カミキリムシ科 カミキリムシ科 Cerambycidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
県内では,英彦山スキー場付近,古処山,平尾台でごく少数が採集されたが,1977年にオトコヨモギに集まる習性が判明して以降,風師山や平尾台,英彦山などで多数が採集された。平尾台では現在でも採集されているが,ほかの場所からは1990年代以降の記録がない。本種が生息するオトコヨモギ群落の減少が,本種の生存に影響している。
分類・形態
体長8.5~12mm。前胸背板側面には弱い突起があるが,ほとんど突出しない。上翅は短く,不明瞭な白斑が出現する。上翅端は,両端を合わせた状態で丸い。触角第4~10の各節は,第3節より明らかに短い。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(新潟,関東以西)~九州,対馬。石垣島には近縁の別種イシガキヒメビロウドカミキリが分布。
分布(国内)
台湾,朝鮮半島,中国
生活史・生態・生息地
成虫は夏季に出現してオトコヨモギに好んで集まり,その枯れ葉内に潜んでいるものや,頭を下にして茎上に静止する個体が採集される。灯火に集まった例もある。
生息環境
  • 草原
  • 山地森林
執筆者 (藤本)
補足情報

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