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種の解説

ウスイロアカハネムシ

学名:Pseudopyrochroa peculiaris (Lewis, 1887)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 アカハネムシ科 アカハネムシ科 Pyrochroidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1938年と1998年に英彦山,1959年に障子岳,1970年に鷹ノ巣山,1979年に福智山から記録されて,1980年に古処山,1995年に矢部村釈迦岳で採れている。本種は,山地の良好な自然林に生息するので,自然林の減少とともに本種の生息が危ぶまれる。
分類・形態
黒色。頭は雄においては両眼間に深い2凹陥があり,雌では横に浅くくぼむ。触角は短毛を密生し,雄雌ともに櫛状。雄の触角第2節は強く三角形状に広がり,第3節の半分よりもやや長い。前胸背板は長さよりはるかに幅広く,暗灰褐色の短毛を密生し,中央部は正中溝と合して広く浅くくぼむ。上翅は,暗赤色で赤色の短毛を密生する。同属の種とは雄触角の形状で区別できる。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州に分布。福岡近辺では九重山地や九州中央山地などに分布しているが,産地は局地的である
生活史・生態・生息地
成虫は4~7月頃,山地の朽ち木や立ち枯れに見られる。早春には朽ち木樹皮下で成虫・幼虫ともに採集される。成虫は朽ち木に産卵し,幼虫は朽ち木の樹皮下にすみ,ほかの昆虫類を捕食しながら成長し,そこで蛹化する。
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (城戸)
補足情報

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