オオオバボタル
学名:Lucidina accensa (Gorham, 1883)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | コウチュウ目 |
科名 | ホタル科 ホタル科 Lampyridae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では,障子岳,鷹ノ巣山,北九州市河内,英彦山,竜王山,笠置山の記録があり,福智山,矢部村釈迦岳,脊振山,星野村石割岳で採集されている。生息地である自然林の減少,林道建設や伐採などによる森林の乾燥化などに伴い,本種の個体数は激減している。 |
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分類・形態 | 体長1mm内外で,幅が広く,前胸背板は半円形に近いが,前部中央が突出して平たい五角形を呈する。前,側縁は強く上反する。雄の前,中脚の爪の一方に顕著な鋭い突起がある。体面下は黒いが,前胸下は淡赤色。腹部後方の節は淡赤色。触角は偏平で幅広い。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州~九州に広く分布。福岡近辺では大分や熊本にも分布しているが,いずれも山地帯である。比較的低い場所として長崎県平戸島の記録もある。 |
生活史・生態・生息地 | 山地性の種で,良好な自然林の中や林道周辺などや,薄暗い林内でも見られ,林道の草の上に静止していたり低く飛翔していることが多い。平地や低山地では得られていない。詳しい生態は未解明であるが,幼虫は湿った朽ち木の下などに生息し,肉食性で小動物を捕食すると思われる。 |
生息環境 |
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執筆者 | (城戸) |