オオマドボタル
学名:Lychnuris discicollis (Kiesenwetter, 1874)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 高良山,英彦山,障子岳,,北九州市畑,田川市,城山,笠置山,古処山,篠栗町,香春岳,福岡市南公園,風師山,離島の大島や地島の記録があり,福智山,犬鳴山,清水山,大牟田市三池山,星野村石割岳で採集されているが,生息地である自然林の減少とともに本種も減少している。 |
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分類・形態 | 頭部は前胸に覆われる。前胸背板は黒く,中央部分に淡赤色の斑紋を持ち,前縁近くには2個の明らかな窓状部がある。各上翅には,微弱な縦の3隆起条を持つ。体面下は黒いが,前胸下は淡赤色。腹部末節に黄紋が1対ある。触角はやや太く偏平。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州(近畿地方以西)~九州に分布。福岡近辺では,大分や熊本にも分布しているが局地的。 |
生活史・生態・生息地 | 低山から高山にかけての良好な自然林の林縁に見られる。草の上に静止していたり低く飛翔しているものを見ることが多い。詳しい生態は未解明であるが,幼虫は暗い湿った場所に生息し,餌となる陸生貝類を捕食していると思われる。雌は恐らく幼虫型で上翅は小片状,後翅は退化していると考えられている。 |
生息環境 |
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執筆者 | (城戸) |