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種の解説

カンムリセスジゲンゴロウ

学名:Copelatus kammuriensis Tamu & Tsukamoto, 1955

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 ゲンゴロウ科 Dytiscidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由

1952年に久留米市笹山で3頭が,また1992年に朝倉町田中の筑後川の河川敷の湿った落ち葉の中から越冬中と思われる2頭が採集されただけである。

分類・形態

この属の種は互いに似ており,雌のみでの同定は困難な場合が多い。

体長4.6~5.6mm。体長は体幅の2倍。体は細長い逆長卵形で,偏平である。背面は赤褐色~暗褐色で細かく点刻され,前胸背板は前縁に沿って不規則な点刻列があり,後角付近には短い縦じわがある。上翅には6条溝があり,亜外縁溝を持つ。基部には幅広い明瞭な黄褐色帯を有する。間室は,細かい点刻をもち,雄では光沢があるが,雌では密な縦じわのため光沢がほとんどない個体も多い。腹面,触角,口肢,脚などは,黄褐色~暗赤褐色となる。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(岐阜,滋賀,大阪,兵庫,奈良,大阪),九州(佐賀,熊本,鹿児島),京都の冠島,香川の直島

生活史・生態・生息地

成虫や幼虫の生活史や生態については,ほとんどわかっていない。生息地は,今にも干上がりそうな畑の脇の排水用に掘ってある溝,林の中の水たまりや溝,河川敷や荒れ地の水たまりなどのような,非常に不安定な浅い水域である。

生息環境
  • 河川
  • 湿原・池
執筆者 (松井)
補足情報

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