アイヌハンミョウ
学名:Cicindela gemmata aino Lewis, 1891Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | コウチュウ目 |
科名 | ハンミョウ科 Cicindelidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅰ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 英彦山の古い記録以降,県内では少なくとも50年以上採集されていない。本種の生息する環境は,護岸工事や河川改修によって破壊されやすく,県内における本種の生息状況は,危機的である。 |
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分類・形態 | 体長16~17mm。体背面はつやのない緑色で,上翅にはクリーム色の斑紋がある。斑紋パターンは,平地から山地にかけて普通に見られるニワハンミョウに似るが,本種の翅端の紋は,会合線付近で最も太くなることで区別できる。体下面は,緑青色の金属光沢を具える。 |
分布(県外) | 北海道~九州,対馬。九州では熊本,佐賀などから記録があり,近年では脊振山系の麓にあたる佐賀県富士町畑瀬から記録されている。 |
分布(国内) | 朝鮮半島,中国,シベリア南東部 |
生活史・生態・生息地 | 主に春に出現。河川中流域の砂質の川原で見られるが,局地的である。全くの砂地よりも,石が転がっていたり草が生えている川原を好む。佐賀県富士町では,川原に転がる大きな石の下に潜んでいる個体が多数観察されており,石下にすむゴミムシ類を捕食することが示唆されている。 |
生息環境 |
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執筆者 | (藤本) |