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種の解説

サカハチトガリバ

学名:Kurama mirabilis (Butler, 1879)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 トガリバ科 Thyatiridae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由
全国的には普通種であるが,九州では産地が限定される。特に北部九州での記録は九千部山で1994年に採集された1例のみである。
分類・形態
日本固有種で1属1種からなる。前翅長20mm。前翅表面の地色は茶褐色,前縁は濃茶褐色で前縁から翅の前半部は銀白色。翅頂部付近から両側を濃茶褐色で縁取られた茶色の帯が内方へ曲がりながら伸び,M3に達する。本種の和名の「サカハチ」は,この左右の帯がちょうど逆になった八の字に見えることに由来していると思われる。日本産のトガリバ類では類似の斑紋が見られないので,同定は容易。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州(日本固有種
生活史・生態・生息地
成虫は春に出現。幼虫の食樹はクヌギ,ミズナラ,カシワ,アカガシ。幼虫は食樹の葉を2枚合わせた中に潜み,5月下旬~6月上旬に蛹化するという。
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (上田・佐々木)
補足情報

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