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種の解説

スジシマドジョウ中型種

学名:Cobitis sp.3

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RDB2001概説

画像:博多湾流入河川の固有亜種。従来スジシマドジョウ中型種博多型と呼ばれていた集団で2012年に新亜種記載された。主に河川中~下流域の流れの緩やかな砂泥底に生息する。生活史の詳細については不明な点が多いが,岸部の植生域で産卵するものと考えられる。非繁殖期の雄や雌では点列模様だが,繁殖期の雄は縦条模様に変化する。雄胸鰭の骨質盤は円形で,胸鰭第2条の上片は細い。遺伝的にも明瞭に区別できる。ドジョウ科。ハカタスジシマドジョウ。
分類群 魚類
目名 コイ目
科名 ドジョウ科 Cobitidae
RDB2001カテゴリー 情報不足
県内地域カテゴリー 豊・筑・有-情報不足
生息状況・危機の状況・選定理由

今川水系で報告があるのみで,それ以後の記録はない。生息地点が限定され,生存個体数も極めて少ないと推察されるが,現時点での調査事例が少ない。

分類・形態

成熟サイズは大型種と小型種の中間。本県における近似種であるヤマトシマドジョウ種群とスジシマドジョウ小型種との区別点は,体側に雌雄とも2本の縦条を現すことと,背部の斑紋が虫食い状であることである。

分布情報 MAP
分布(県外)

琵琶湖水系を除く本州,四国,九州の瀬戸内海流入河川,山陰地方の一部

生活史・生態・生息地

一般的には流程50km以上の河川中流~下流域の砂底,または用水路にもいるとされる。産卵期は6~7月,普通2年で成熟するとされる。しかし,本県での詳細は不明である。

法令などの指定状況

県指定希少野生動植物種(ハカタスジシマドジョウ)

生息環境
  • 河川
執筆者 (渕上)
補足情報

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