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種の解説

ジムグリ

学名:Elaphe conspicillata (Boie, 1826)

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RDB2001概説

分類群 爬虫類
目名 トカゲ目(有鱗目)
科名 ナミヘビ科 Colubridae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由

以前は平地や山地でも見られていたが,森林伐採や造成工事などにより,特に平地で個体数が減っている。

分類・形態

胴の断面が円筒形で,上顎が下顎に覆いかぶさるようになるなど地中生活に適している。背面は黄褐色から褐色を呈し,頭部背面に3本の横条が走る。腹面の市松模様も本種のよい特徴。なお成蛇と幼蛇では色彩が異なり,県内で見られる幼蛇では背面が鮮やかな赤褐色で,明瞭な黒斑が目立つが,斑紋には変異が多い。特に東日本や北海道ではアカジムグリというヘビが知られているが,これは現在では本種の無斑紋型と考えられている。日本固有種。

分布情報 MAP
分布(県外)

北海道,本州,四国,九州。離島では国後島,隠岐,壱岐,五島列島,伊豆大島,大隅諸島など

生活史・生態・生息地

全長80~110ほどの中型種。森林や耕地などに生息し,よく地中に潜る。あまり暑い時期に活動するのを好まないようで,真夏に発見することは少ないが,春と秋には割とよく見つかる。したがって,夕方に活動しているのを見ることが多いが,特に夜行性種ではない。知られている限りハタネズミやヒミズなどの哺乳類を専門に摂食する。これらに巻きついて窒息死させてから呑むため,巻く力は強い。性質は温和。5~6月に交尾し,7~8月に4卵前後の卵を産む。

生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
執筆者 (橋元)
補足情報

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