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種の解説

シベリアオオハシシギ

学名:Limnodromus semipalmatus (Blyth, 1848)

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RDB2001概説

分類群 鳥類
目名 チドリ目
科名 シギ科 Scolopacidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 情報不足
生息状況・危機の状況・選定理由
県内ではまれな旅鳥として観察され,記録のない年もある。主に春(4,5月)に1羽で観察され,秋の記録は極めてまれである(1984年9月5日,16日大和干拓1羽)。干潟への依存度の高い種であるが,日本は主要な渡りのルートより外れており,国外でも危険な状態を脱している。
分類・形態
全長33cm,嘴が太くて長く黒い。足も長い。夏羽では頭部より腹部にかけ赤褐色で体形とともにオグロシギを一回り小さくしたようになる。桐原ら(2000)参照。
分布情報 MAP
分布(県外)
日本では1972年青森県での初記録以来,全国的に記録はあるもののまれである。
分布(国内)
ロシア中央より東シベリアにかけてのステップ地帯,モンゴル,中国北東部にかけて局地的に繁殖し,冬はフィリピン以南の東南アジア諸島からオーストラリアにかけて越冬する。スマトラ島,ジャワ島が最も主要な越冬地である。かつては少ないとされていた総生息数は現在少なくとも20000羽(del Hoyo et al. 1996)とされる。
生活史・生態・生息地
干潟にいることが多いが,後背地の水田で観察されることもある。オグロシギやオオソリハシシギとともにいることも多い。嘴を干潟にさし込み,忙しく上下に動かし,小動物を探している。
生息環境
  • 湿原・池
  • 水田・水路
  • 河口・干潟
執筆者 (山根)
補足情報
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