サシバ
学名:Butastur indicus (Gmelin, 1788)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | タカ目 |
科名 | タカ科 Accipitridae |
RDB2001カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 人里近くに生息するため,各種の開発により繁殖環境の消失,悪化が懸念される。また水田が減少すれば餌となるヘビやカエルの生息が困難となり,本種の受ける影響は大である。 |
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分類・形態 | 全長雄約47~雌約51cm。翼開張102.5~115cm。ハシボソガラスほどの大きさで,赤褐色のタカである。飛んでいる時,翼は細長く,翼端はとがって見える。森岡ら(1995)参照のこと。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州,佐渡,伊豆諸島,北硫黄島,四国,九州,対馬,馬渡島,南西諸島,南大東島で記録がある。奄美以南では越冬している。 |
分布(国内) | アムール地方南部,ウスリー地方,中国東北地方から河北省までで繁殖している。また朝鮮半島北部でも繁殖の可能性がある。台湾,中国南部,ミャンマー,インドシナ,マレー半島,フィリピン,ボルネオ,スラウェシ,マルク諸島,ニューギニアなどで越冬する。 |
生活史・生態・生息地 | 低山の森林で繁殖し,周辺の開けた水田などで採餌する。ヘビ,トカゲ,カエル,昆虫類をはじめ,ネズミや小鳥類を捕食することもある。3月末から4月中旬にかけて東南アジア方面から渡ってきて繁殖する。繁殖期には急降下と急上昇を繰り返す波状飛行や,「キンミー」と鳴きながら帆翔するなどのディスプレーが見られる。秋の渡りは10月上旬で,愛知県の伊良湖岬や鹿児島県の佐多岬では南へわたる本種の大きな群れが見られる。 |
生息環境 |
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執筆者 | (小副川) |