オシドリ
学名:Aix galericulata (Linnaeus, 1758)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | カモ目 |
科名 | カモ科 Anatidae |
RDB2001カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では冬鳥として渡来し,最も多いのが福岡市曲渕ダムで,200羽ほどが越冬し,繁殖の観察例もある。その他,定期的な渡来地としては,福岡市志賀島(120羽ほど),若宮町力丸ダム(100羽ほど),鴨生田池(1999年93羽,2000年5羽),江川ダム,日向神ダム,北九州市道原水源地などがある。鴨生田池は1997年ごろまでは100羽ほどが毎年越冬していたが,オシドリの生息する場所で魚釣りが行われるようになってからは数が激減し,2000年の調査ではわずか5羽にとどまった。同じような例が頴田町でもあり,今後の対策が必要である。 |
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分類・形態 | 全長45cm。雄は嘴が紅色で先端が白い。後頭に冠羽状の羽毛を持ち,眼から後ろは白く,頬と脇腹は橙色。胸の脇に白い2本の線がある。足は橙色。翼には,帆のような銀杏羽と呼ばれる橙色の飾り羽があり,色彩に富んでいて見間違えることはない。雌は全体に黒みを帯びた褐色で,眼の周囲から後方にかけて白い線があり,胸から脇腹にかけて白い斑点がある。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 主に中部地方以北で繁殖し,本州以南で越冬する。 |
分布(国内) | 東アジアの固有種である。 |
生活史・生態・生息地 | 木陰の多い山地の湖などに生息する。木の枝をねぐらとし,よく木にとまる。主にカシ類,ナラ類などのドングリを食べるほか水生昆虫なども食べる。繁殖期には水辺の周辺の樹洞などに営巣することが多いが,水辺からかなり離れた場所に営巣することもある。巣箱を利用して繁殖することもある。 |
生息環境 |
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執筆者 | (小副川) |