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種の解説

モモジロコウモリ

学名:Myotis macrodactylus (Temminck, 1840)

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RDB2001概説

分類群 哺乳類
目名 コウモリ目(翼手目)
科名 ヒナコウモリ科 Vespertilionidae
RDB2001カテゴリー 情報不足
生息状況・危機の状況・選定理由

県内では,これまで明確な確認記録はない。しかし,本種はユビナガコウモリやコキクガシラコウモリなどと混棲したり,自然洞窟だけでなく防空壕などの人工の穴も利用する。県内に生息している可能性は高く,今後の調査で確認されることが考えられる。洞窟の破壊や,餌場となる森林の伐採などを避ける必要がある。

分類・形態

頭胴長46.0~55.0,前腕長37.4~39.3。下腿は短く,足が異常に大きい。耳珠は長く,先端がとがる。下腹部の体毛が白いのが特徴である。ノレンコウモリに似る。

分布(県外)

北海道,本州,四国,九州,佐渡,対馬に生息する。

分布(国内)

東シベリアや南サハリンに分布

生活史・生態・生息地

洞窟性のコウモリで,普通単独で生活するが,時どき数頭の小群をなす。洞窟以外に隧道や防空壕,廃坑などをねぐらとすることもあり,宮崎県では隧道からの記録がある。時折見られるユビナガコウモリやコキクガシラコウモリとの混生については,まだ理由がわかっていない。

法令などの指定状況

鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律(捕獲に許可が必要)

生息環境
  • その他
  • 低地森林
  • 山地森林
執筆者 (哺乳類分科会)
補足情報

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