福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

アナグマ

学名:Meles meles (Linnaeus, 1758)

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

RDB2001概説

分類群 哺乳類
目名 ネコ目(食肉目)
科名 イタチ科 Mustelidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由
県内各地に分布する。県全域での分布調査や狩猟統計による捕獲数の推移(1960年までは年間150頭前後の捕獲数が,1960年以降は年間50頭以下)などから,近年,生息地や生息数が減少していると考えられる。福岡市の調査でも脊振山地,油山,立花山,糸島半島に生息するが,それぞれの生息域は狭く,個体数も減少している。その理由として,低山地の開発による生息地の破壊などが考えられ,将来更に低山地の自然林が減少すると危険である。
分類・形態
ずんぐりした体型で,尾は短い。吻部は突出する。背面は黒っぽい褐色で,顎の下面から腹部,四肢にかけては黒褐色。顔もくすんだ褐色であるが,眼の周囲は黒褐色で耳に向かって伸び,頭部中央から鼻にかけては淡黄色がかった白色で,両方の頬の部分も白っぽい。タヌキと混同されることがある。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州,四国,九州
分布(国内)
ヨーロッパから朝鮮半島までのユーラシア大陸北部に広く分布
生活史・生態・生息地
低山地の自然林に生息し,ミミズ類などの土壌動物や小動物,果実や堅果類などを採食する。行動圏内に数カ所のトンネルを掘り,休息や育児に利用し,冬季には冬ごもりする。
法令などの指定状況
鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律(狩猟対象種)
生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
執筆者 (哺乳類分科会)
補足情報
Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.