イタチ
学名:Mustela itatsi Temminck, 1844Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 哺乳類 |
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目名 | ネコ目(食肉目) |
科名 | イタチ科 Mustelidae |
RDB2001カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内には,昭和初期までは普通に生息していたと考えられる。しかし,戦後に持ち込まれた大型で雑食性が強いチョウセンイタチとの競合により,本種の分布域は縮小している。本種は,1954~1955年の調査で県南部を中心に平地にも生息していたが,1966年の甘木市や1977年の福岡市郊外で捕獲された個体はすべてチョウセンイタチで,1970年頃には平地からほとんど姿を消したといわれている。脊振山地東部での最近の調査では,田畑がない渓流域でのみ確認されている。県内の生息状況はほとんど不明であるが,生息地が著しく減少していることが推測される。 |
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分類・形態 | 日本固有種である。体色は夏毛で暗褐色,冬毛で赤褐色から黄褐色である。大きさに性差があり,頭胴長は雄30~37cm,雌20~22cm,尾長は雄12~16cm,雌8~9cm。 チョウセンイタチは本種よりやや大型で,体色もやや異なるが,外見からの判断は難しい。一般に,尾率が40~45 であればイタチ,50 以上であればチョウセンイタチと区別する。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 自然分布は本州,四国,九州で,北海道や伊豆諸島,奄美大島などネズミ駆除の目的で人為的に持ち込まれた地域も多い。本種はホンドイタチM. i. itatsi,コイタチM. i. sho(屋久島と種子島に生息)の2亜種に区分される。 |
生活史・生態・生息地 | 主に水辺近くに生息し,鳥,ネズミ,カエル,魚などの小動物を好んで食べる。 |
法令などの指定状況 | 鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律(狩猟対象種,ただし雄のみ) |
生息環境 |
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執筆者 | (哺乳類分科会) |