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種の解説

ヒトツボクロ

学名:Tipularia japonica Matsum.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ラン科 Orchidaceae
RDB2001カテゴリー 情報不足
分類・形態
アカマツ林のような明るい林床にはえる。偽球茎は狭卵形,汚白色で,2~3個が連なり,細いひも状の根がある。葉は卵状楕円形,鋭尖頭,表面は光沢のある深緑色で中肋が白く,裏面は紫色,長さ3.5~7cm,幅1.5~3cm。花茎は直立し,細くて高さ20~30cm,下半部に2~3個の鞘状葉がある。5~6月,黄緑色の小さな花を5~10個,まばらにつける。苞は微細な痕跡だけとなる。萼片および側花弁は狭倒披針形,鈍頭,長さ4mm。唇弁は倒卵形で長さ約3mm,3裂し,中裂片は円頭,広線形で全縁,側裂片には細歯牙がある。距は淡紅紫色,長さ約5mmで,下垂する。蕊柱は長さ3mm。葯は広卵形。花粉塊は楕円形で4個。
分布(県外)
本州~九州
分布(国内)
朝鮮南部
執筆者 里見信生
補足情報

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