エゾハリイ
学名:Eleocharis congesta D. Don var. thermales (Hulten) T. KoyamaMyしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 維管束植物 |
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科名 | カヤツリグサ科 Cyperaceae |
RDB2001カテゴリー | 情報不足 |
分類・形態 | 基本種ハリイ(オオハリイ)。小穂がやや細長く,褐血色を帯び,果はオリーブ色で,長さ1.2mmとなる。 |
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分布(県外) | 北海道~九州にはえて,やや少ない。 |
分布(国内) | カムチャツカにも分布する。 |
執筆者 | 大井次三郎 |
ハリイ(オオハリイ) 〔Eleocharis congesta D. Don〕
湿地や水田跡地などにふつうにはえる。変化の多い1年草または多年草で,日本産のものは多くは根茎がない。茎は高さ10~30cm,鮮緑色,幅0.2~1mm。小穂は披針形または狭卵形で,長さ3~8mm,幅1.5~2.5mm,ときに基部に腋芽ができる。鱗片は鈍頭で,一部に血さび色の部分があり,果は倒卵形で,鈍3稜形で黄緑色,長さ0.7~1.2mm,刺針は6個,果よりも多少長いことが多く,下向きにざらつく。6~10月に熟す。北海道~琉球,中国(本土・台湾)・インド・インドネシアに分布する。和名は針藺で,その茎を針に見立てたもの。