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種の解説

タヌキモ

学名:Utricularia vulgaris L. var. japonica (Makino) Tamura

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 タヌキモ科 Lentibulariaceae
RDB2001カテゴリー 情報不足
分類・形態

古い池に浮遊する多年草。水中葉は長さ3~5cm,細かく分裂して捕虫嚢をつける。裂片は一平面に配列し,水から出してもしぼまない。7~9月に高さ10~25cmの花軸を出して4~7個の花をつける。花は黄色で径1.5cm位,萼は長さ3~4mm,距は斜め下を向き下唇よりやや短く,花柄は花後に垂下するが,果実はできない。秋になると植物体の先端に,小さくなった水中葉が密に集まって,丸くなり,緑色で球状の越冬芽をつくり,それを残してほかの部分は腐る。

分布(県外)

北海道~九州

分布(国内)

南千島,樺太,中国(東北)

種としては,北半球のおもに温帯に広く分布している。

執筆者 田村道夫
補足情報

2011版データを見る

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