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種の解説

ハシリドコロ

学名:Scopolia japonica Maxim.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ナス科 Solanaceae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由
夏緑樹林帯の湿気の多い谷間の樹陰に生える多年草で,福智山地,英彦山地,古処山地などにある。福智山地には大きな群落があるが,全県的には分布が限られている。
分類・形態
ショウガに似た根茎があり,年ごとに節を増し,各節には径7~8mmの茎のあとが残っている。3月下旬,周辺のどの植物よりも早く芽を出し花をつける。茎は緑色でやわらかく,基部は赤味を帯びている。葉は大きく薄い。花は葉腋に1花,細い2~3cmの花柄に下垂してつき,花冠は長い筒状の鐘形でナスの果実の色をしている。果実はできない。この植物は体全体にアルカロイドのスコポリンを含んでおり猛毒である。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州~九州
分布(国内)
朝鮮半島
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (熊谷)
補足情報
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