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種の解説

シロバナハンショウヅル

学名:Clematis williamsii A.Gray

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 キンポウゲ科 Ranunculaceae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由
北九州市小倉南区,香春町,牛斬山に4カ所の記録および標本産地があるが,その中の3カ所では現存している。本県での生育環境は石灰岩地に限られており,自生地も個体数も少数である。石灰岩の採掘により生育地が消滅する可能性がある。
分類・形態
林縁の低木にからまるつる性の半低木。葉は一回三出複葉,小葉は卵形で中裂し,少数の鋸歯がある。花は4~5月に開花。萼片は白色。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(関東地方南部以西)~九州
法令などの指定状況
北九州国定公園指定植物
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (筒井)
補足情報
林縁や低木にからまるつる性の半低木。葉は1回3出複葉,小葉は卵形で3中裂し,少数の鋸歯がある。前年の葉腋にできた腋芽から伸びた新枝の基部のいくつかの葉腋より花柄を出し,1個の広鐘形の花を下向きにつける。花期は4~6月。節間が短くなることもあり,その場合はハンショウヅルと同様,花は新葉や新枝とともに古い葉腋に群がってついているように見える。花柄の中ほどに1対の小さな小苞がある。萼片は4枚,広楕円形~卵形で先は鈍く,長さ1.5~2cm,白色で質薄く,外面に白くやわらかい長毛がある。おしべは無毛で,乾けば黒くなる。そう果は卵形,長さ4~5mm,花柱は長さ2~2.5cm。九州,四国,および本州の太平洋沿いに近畿地方南部にまで分布する。暖帯性。石灰岩地を好むようである。

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