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種の解説

イセウキヤガラ

学名:Scirpus iseensis T.Koyama et T.Shimizu

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 カヤツリグサ科 Cyperaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由

大川市,柳川市に2カ所の群生地があったが,大川市の1カ所は河川の改修工事で消滅している。現存産地は河口近くの塩生湿地(干潟)で,300程度の群落があるが,河川の改修に伴うしゅんせつ工事が行われれば,大幅に減少あるいは消滅する可能性がある。本県での唯一の産地は,分布の南限域である。

分類・形態

花序は多くは1個,時に2個。無柄の小穂からなる偽側性の頭状花序である。苞は稈状で基部は稈に続く。

分布情報 MAP
分布(県外)

北海道~九州

分布(国内)

中国,サハリン

生息環境
  • 河口・干潟
執筆者 (筒井)
補足情報

満潮時に水没し,干潮時に干上がるような河口付近の砂泥地に生える多年草。高さ25~100cm。花期は5~8月。細く柔らかい地下茎の先によく塊根を生じ,水没部分に単一群落を形成する。茎は深い緑色で鋭い三稜柱をなし,ふつう下半部に茎と同高か少し低いくらいの葉をつける。葉の断面は扁三面形。刺針は6~7本ある。人工干潟や海岸埋立地のたまりにもまれにはえる。

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