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種の解説

ノグサ

学名:Schoenus apogon Roem. et Schult.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 カヤツリグサ科 Cyperaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由

篠栗町,三郡山に4カ所の標本産地があるが,現存するのは篠栗町の1カ所だけで,ほかの3カ所では現状不明である。現存産地は丘陵地の尾根上の陽地で,芝生のように群生し,小道沿いにも点在する。自生地は野外活動に利用され,踏みつけにもあっているが,丈の高い草や灌木は侵入しないように管理されている。

分類・形態

日当たりのよい所に生える一年草。稈は細く,高さ20~40。根茎はない。葉鞘は赤紫色を呈す。花は6~8月,小形の散房花序。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(千葉以西)~沖縄

分布(国内)

マレーシア,オーストラリア

生息環境
  • 草原
執筆者 (筒井)
補足情報

別名ヒゲクサ。平地の日当りにややまれにはえる1年草。根茎がなく,全体無毛で、茎は直立し,高さ10~25cm,平滑で,1~2葉がつく。根出葉は細く,幅0.5mm位,直立し,鞘は一部血赤色を帯びる。分花序は2~3個,散状または頭状で,10個以下の小穂をつけ,小穂は長さ4~6mm,扁平,披針形で,ときに一部血赤色を帯びる。果は球形,白色で,長さ約1mm,細かい網紋がある。刺針は6個あって,長さ2mm位,脱落しやすく,上向きにざらつく。6~8月に熟す。和名は野草で,雑草の意であり,また鬚草はその草状から名づけられた。

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