サンヨウアオイ
学名：Heterotropa hexaloba (F.Maek.) F.Maek.
Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
| 分類群 | 維管束植物 |
|---|---|
| 科名 | ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae |
| RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
| 生息状況・危機の状況・選定理由 | 甘木市，小石原村，田主丸町，久留米市，星野村，黒木町，立花町に10カ所の標本産地があり，宝珠山村でも現存し，スギ・ヒノキ植林内，常緑林内林縁に自生するが，群生することはなく，個体数は少ない。 |
|---|---|
| 分類・形態 | 完全雄ずいが6個（仮雄ずい6個）の本種と，完全雄ずい12個のキンチャクアオイは区別されているが，完全雄ずいと仮雄ずいの数は連続して変化し明確には区別できないので，ここでは本種にキンチャクアオイも含めている。 |
| 分布情報 | MAP |
| 分布（県外） | 本州（中国地方西部）～九州 |
| 生息環境 |
|
| 執筆者 | （筒井） |
-
- 葉は倒卵形または卵形，長さ5～10cm，幅4～8cm，やや鈍頭ときに鋭頭，基部は深い心形，表面は光沢がなく雲紋が多く、裏面は無毛、長い柄がある。花は4月，毛がなく，径1.5～2cm。萼筒は扁球形～倒卵状球形で、上部はニホンカボチャのような6列の膨出部があり，淡緑褐色で先はいちじるしくくびれ，内面の縦線は高く隆起するが，横の隆起線は低い。萼裂片はやや開出し，卵形または広卵形で長さ約1cm，内側は黒褐色で，縁が波状にうねる。退化花弁はない。完全おしべは6個，仮おしべは6個ある。花柱は6個で円柱状である。
