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種の解説

コガマ

学名:Typha orientalis Presl

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ガマ科 Typhaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由

那珂川町,宗像市,玄海町,黒木町に4カ所の標本産地があるが,現存が確認されたのは玄海町の廃田の湿地の23だけで,ほかの3カ所では現状不明である。本県ではもともと自生地も個体数も少数であったが,湿地の開発や植生遷移が減少の原因と推定される。

分類・形態

ガマより全体が小形で,葉幅も細くて1以内。雄花群(3~5)と雌花群(6~10)は接しており,裸出した柄はない。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州~九州

分布(国内)

朝鮮半島,中国,台湾,フィリピン,ウスリー

生息環境
  • 湿原・池
執筆者 (筒井)
補足情報

ガマに似ているが,少し小さく,茎の高さ1~1.5。葉はより細く,幅1cm以下である。雌花群も短く,長さ6~10cm。花粉は単粒で合着していない。本州・四国・九州,東アジアの温帯~熱帯に分布する。

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